「EDIUS Pro 5」から新たにバンドルされているプラグインエフェクト「Vitascene」は、クリエイティビティー溢れる映像表現を実現するエフェクトだ。ビデオフィルタ系とトランジション系の2種類あり、どちらにも豊富なプリセットが用意されているため、目的のものを選ぶだけで簡単にエフェクトを適用することができる。また、各プリセットのパラメータをカスタマイズし、オリジナルのエフェクトを作ることも可能だ。「Vitascene」をうまく活用すれば、CGソフトウェアを駆使したような手の込んだ映像効果を瞬時に得ることができる。
今回は、この「Vitascene」を使いこなすための活用法をご紹介しよう。
「Vitascene」を適用するには、まず、エフェクトパレットの「ビデオフィルタ」、もしくは「トランジション」の「proDAD」というフォルダ内にある「Vitascene Filter」「Vitascene Transition」を、通常のエフェクト同様、タイムライン上のクリップにドラッグ&ドロップする。
次に、インフォメーションパレットから設定画面を開く。
下のような画面が現れるので、(1)から使用するエフェクトの
グループを選ぶ。
するとプリセットが表示される(2)。
適用は、その中から目的のプリセットを選びダブルクリックするだけだ。
Playback(3)をクリックするとプレビューが開始され、エフェクトの効果を確認することができる(4)。
( トムソン・カノープス社のハードウェア製品「HDSTORM」等を使用すれば、プレビュー画面をモニタに映し出すことも可能 )

エフェクトの決定は、左上に並ぶアイコンの中の
、またはキーボードの
を押せばOKだ。
また、エフェクトの適用は
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以下は、「Vitascene」を使用し作成したイメージムービーになる。
ちなみにこのムービーで使用しているエフェクト効果は、すべてプリセットのみによるものだ。
Vitascene Filter
Vitascene Transition
※ムービーを観るには再生マークをクリック
もちろんプリセットを適用するだけでなく、思い通りにカスタマイズすることも可能だ。
サンプルムービー
このムービーではマスクをアニメーションさせ、同時に映像の質感も変化させている。
まず「Vitascene Filter」を適用し、プリセットのグループから「Mask」を選ぶ。
その中からマスク効果の種類を選び適用。
ここでは「Binoculars ♯292」を選んでみた。
(5)からカスタマイズする項目を選ぶ。
※プリセットにより表示される項目は異なる
ここでは、マスクの形を変えたいので「Mask-Presets」を選択。
(6)に細かい設定項目が表示されるので、イメージに合う形に変更する。
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自ら作成したデータをマスクに使うこともできる。
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次に、マスクのアニメーションを設定していく。
タイムラインカーソルが始めのキーフレームと重なった状態で、「Impression」の「Iris」のパラメータ(数値)を「90」に設定。これで、マスクが徐々に大きくなっていく動きができる。
※キーフレームについては、下記の「キーフレーム設定における注意点」を参照

さらに、「Location」の「Rotation」のパラメータを「100」に設定し、マスクが回転する動きをつける。

同じように、カスタマイズ項目から「Filter」を選び、マスク内の映像の質感を変えるフィルタを適用する。
ここでは「Dust」を選んでみた。
これで先ほどのムービーが完成する。

以上が主なカスタマイズ方法だ。
各操作の中で各パラメータをさらにカスタマイズしていけば、より面白いエフェクトを作ることができるだろう。
![]()
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設定を行うと、タイムラインカーソルの位置に自動でキーフレームが設定される。 ![]()
アニメーションさせたい場合はそのままキーフレームを設定し制御するが、アニメーションさせたくない場合は、
なおキーフレームは、ドラッグ&ドロップで移動することができ、キーボードの |
カスタマイズを行ったエフェクトはプリセットとして登録することができるので、いつでも呼び出すことが可能になる。
名前を付けOKをクリックすると、カスタマイズしたエフェクトがプリセットとして登録される。

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いかがだろうか。
「Vitascene」があれば、通常の映像編集ソフトウェアでは成し得なかった映像表現が可能になり、それがユーザーの想像力をさらに掻き立てることになるだろう。
画面表記がすべて英語であるため扱うのが困難なイメージを抱いてしまうが、この記事を見ると分かるように何も難しいことはない。
「Vitascene」を使いこなすために、是非今回の記事を参考にして頂きたい。